夢つながりで悪いんだが、今日はとても怖い夢を見た。
久々に寝汗かいて恐怖で目が覚めました。
内容はこうだ。
高校生(2年?)だった俺、かくん(仮)はある噂を聞きつけ、興味本位で早速実行してみる事にした。
それは儀式のようなもので、それをやると必ず心霊写真が撮れるというものだった。
儀式の内容は忘れた。とにかく、参加したのは4~5人程度だったと思う。
そしてそのメンバーでそのまま使い捨てカメラ(儀式済み1台のみ)で写真を撮っていった。
最初はいかにも怖そうな場所や、夜の撮影に勤しんでいたが、その内残った枚数分をとっとと消化してしまおうと仲間内で面白おかしくお互いを撮影していった。
そして写真の現像が出来る(写真部?)というかくん(仮)と現像をしようと学校の暗室へと向かう。
しかしかくんは現像の最中、急にカーテンを開け放ちフィルムを駄目にしてしまった。
彼曰く、急に怖くなったのだという。
何を今更、と俺は吐き捨てたが、フィルムが駄目になったものはしょうがないし、かと言ってまた最初からという空気ではない。興ざめだ。
結局、解散してこの話は終わる筈だった。
しかし実はフィルムは完全に消滅しておらず、最後の方に撮った数枚分が残っていた。
次に暗室を利用したせばち先輩(仮)が、それに気付き気を利かせて現像をしてくれた。
そしてそれをかくんに手渡し、かくん経由で結局は写真を見る事になる。
かくんは、青い顔をしていて、何かが写っているのは明白だった。
おれは喜びとも驚きとも付かない微妙な気持ちで、手渡された写真を見た。
それは、心霊写真とは言えない代物だった。
1枚目は笑顔でピースサインをしている男の友人が写っていた。しかしその頭皮は半分近く削げ落ちていて、頭蓋骨がむき出しになっていた。
2枚目は女の友人で、多分これも笑っていたんだと思う。あの場はそういうノリだった。だけど写真では判断が出来ない、ナイフだか錐だか知らないが、鋭い者で何度も何度も目元を刺され、まるで赤い目線でも入れられた様にぐちゃぐちゃになっていた。
3枚目は男の友人。白い歯がフラッシュのせいか、尚更光っていた。そんなとびっきりの笑顔のクセに、その白い歯をのぞかせる口元からは、内臓がだだ漏れていた。
その次も、その次も、どれも心霊写真なんていう曖昧なものではなく、いわゆるグロ画像だった。
皆の何も疑わないような笑顔が、よけいに怖かった。
こんなもの、光の関係だとかゴミがレンズにとかいうレベルじゃない。
どうやったらこんなもんが写るんだよ!
恐怖を押さえつける為に怒りをかくんにぶつけてみたが、かくんは青い顔をするだけだった。
そして俺達は、写真の事は内密にして揉み消してしまう事にした。こんなもの、誰かに見せて喜ばれるわけがない。
しかし翌日、生徒が一人亡くなった。
死因とかそういう詳しい事はわからない、ただ、殺されたっぽいとかそんな感じであまり覚えていない。
が、少なくともあの日のメンバーではないし、関係ないものだと俺は思っていた。
しかしかくんが俺の元へやってきて、恐る恐る写真を改めるように言う。
何事かと机の下でこっそりそれらを見てみると、その中に死んだ彼が写っていた。
そうだ、あの時はメンバーとか関係なくその場に居合わせた人と一緒に写真を撮ったんだ。
それを思い出した時、俺は悲鳴を上げて立ち上がり、思わず写真を汚いものでも触っていたかのように投げ捨てた。
気付いた時には遅かった。
写真は床にばら撒かれ、クラスメートがそれを見た。次々に覗き込んだり手に取ったりしている。
そして、みんなが一斉に俺を見た所で目が覚めた。
自分や友人が得体の知れないものに殺されるかもしれないという恐怖と、みんなのお前が殺したんだろと言わんばかりの視線の恐怖が襲い掛かり、あそこで弁明しても非現実過ぎて信じてもらえなかっただろう、どうすればいいんだ?
と暫く考えてました。
のち、「あ、これ新しい、イタダキ♪」ホラー+冤罪の新ジャンル!などと考えていました。
次々と起こる怪事件、それはまさに人ならざる者の所業!
しかしそんな中、容疑者となってしまう主人公!
そして、最後には主人公も謎の死を遂げ、全ては闇の中へ!
The End